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『処方のすばらしさ』
2004.11.18 くもり
今日は「くすりと食物」シンポジウムに行ってきました。昭和大学でおこなわれた、健康食品や生薬などの薬理作用、成分分析などに関する研究発表の会です。研究者じゃない私には難しかったのですが、最近の研究動向などを感じることができ、興味深い会でした。
その中で、東北薬科大学の只野先生という方が、漢方処方と薬理実験についてお話されていた内容に感心させられました。漢方処方は、いくつかの生薬の組み合わせになっています。たとえば、加味温胆湯が痴呆に効果があることが分かると、科学者は、薬効の本体はなんなのか、オンジなど処方を構成している生薬ひとつひとつで実験をしたり、さらに生薬の中のどの成分(ひとつの生薬には何十もの成分がはいっているのです)が薬効をあらわすのかを研究するだけど、そうして細分化して処方をばらすと、薬効が消えてしまうそうです。あくまで、生薬の組み合わせることで、驚くような効き目が現れるのです。
そんな生薬の組み合わせを経験的に知り、そして、伝えてきた人類の智恵には驚くばかりです。何万もの組み合わせ方から、約2000年(もっと古くからあったのかもしれません)もの時間をかけて、いいものだけが残って伝わっています。
最近の流行では、●●という成分が入っているから、○○に効くというやり方がはやっていて、しきりに雑誌やテレビなどでもうたっています。そのやり方が科学的なイメージで捉えられていて、なんでものせようとしてしまいがちですが、漢方に関してはその図式は当てはまらないようです。漢方の勉強を進めていると、人間の智恵と感覚のすばらしさにしばしば驚きます。 |
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『ささやかな楽しみ』
2004.11.10
私は、あくまでナチュラル派なので、化粧品などにはこだわらないほうなのですが、洗顔石鹸と化粧水は、毎日のささやかな楽しみです。
石鹸は、自分で作ったものを最近使っています。今は、ハンガリアンウォーター入り石鹸で、ジュニパーベリーとラベンダーなどを白ワインで煮出してエキスを抽出して作りました。とってもいい香りで、しかも肌にとってもいいレシピなので、気に入っています。
化粧水はウェレダのワイルドローズです。ヴェレダは、ルドルフ・シュタイナーの人智学に基づいて設立されたブランドで、有機栽培農法によって、人の心とからだに調和した製品づくりをしています。ワイルドローズは、バラの種子から取れるオイルが使われており、顔につけるたびにバラの優しくてゆったりとする香りに包まれます。これが私のささやかな贅沢・楽しみです。
いつか、ウェレダのスイス・アーレスハイムの農園や、ブルガリアのローズの谷に行くのを夢見ています。モロッコにローズのエッセンシャルオイルを買出しにいくのも楽しそう!スイスに行った際にはチューリッヒのユング研究所にもよりたいし、イギリスにあるホメオパシー薬局エインズワースにも行って話を聞きたいし・・と夢は広がるばかりです。
毎日、いそがしいと、ついついいらいらしたり、疲労がたまりがちですが、それぞれのささやかな楽しみを見つけて、ゆったりとした気持ちになれる時間を持ちつづけたいものですね。 |
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『ホメオパシー・類似の法則』
2004.11.1 くもり
ホメオパシーは、「類似の法則」という考え方が根底となっています。これは、健康な人にある症状を引き起こす物質は、病人の同じ症状を治すことができるという概念です。
紀元前400年の古代ギリシャの時代に、ヒポクラテス(医学の父とも呼ばれているすごい人です)も「同種の物によって病気は作られ、同種の物を用いることで病気は癒される」と書き記しているように、人類の歴史に古くからある考え方です。
病気やその人のイメージと、同種のホメオパシーのレメディを選べるかどうかが、効き目の要です。これは知識だけではできないことで、きっとコンピューターでもだめだと思います。熟練の感覚、アートの要素が大きく関わっています。
現在の日本の医療は、科学万能主義的なところがありますが、本来「治癒」とは、科学や検査数値だけでは捉えきれないものです。ホメオパシーや漢方などの経験則の医療を使うたびにそう感じている私です。 |
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『ホメオパシーの効き目』
2004.10.30 雨
ホメオパシーは、約200年前にサミュエルハーネマンというお医者さんが体系付けた治療法です。日本ではまだ広まっていませんが、欧米ではかなりメジャーなものです。イギリスでは、医療保険制度で日常的に使われ、エリザベス女王専属ホメオパシー医がいるように、その効果は公的にも認められています。
ホメオパシーのレメディは、自然の生薬の成分を何千分の一、何百万分の一と希釈して作られており、薄まれば薄まるほど効果が高まります。不思議でしょう!?。日本人は、薬はいっぱい取ればとるほど効くと思っているふしがありますが、実はそれは間違った考え方です。
先日、歯の治療後にずきずきと脹れて痛くなったので、ホメオパシーの「アルニカ」という薬を飲みました(アルニカは、キク科のうさぎぎくです。アンデスの山の人々は、けがをした時にこのハーブで痛みを抑えます)。飲むと、体のゆがみ、ずきずきと歯が飛び出ている感じなどのエネルギーの片寄りが、すーっと均等に戻る感覚がして、楽になりました。痛み止め合成薬はもちろん効くのですが、一部分に作用して痛みを抑える感じがします。ホメオパシーなど自然療法は、抑えるのではなく流れを変えるような、からだ全体を調整していく作用の仕方だな、と再度、自分の体で実感しました。
私の家では、ホメオパシーの家庭用キットを常備しています。ホメオパシーは、副作用がなく安心して気軽に飲めるので、お役立ちですよ。もっと、日本でもホメオパシーが広まればいいのに、と私はいつも思っています。
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『漢方養生談』
2004.10.29 雨
私は漢方が大好きで、いろいろな本を読んでいるのですが、今、荒木正胤先生の『漢方養生談』という本を持ち歩いています。荒木先生は、明治生まれの道元禅師の流れをくむお坊さんで、漢方・鍼灸の臨床と研究に打ち込まれていた方です。
この本にツボのおもしろい表現が出ていました。
「(婦人病には三陰交というツボがとっても効き目があるのですが、それに関連して) ツボを巧みに利用すれば、性ホルモンや性器の不調を整えることができます。それは人体の神秘といってよいほどのものです。あたかも、時計の針を調節するのに、直接針を動かさないでも、後ろについているボタンで自由に時刻の調節ができるようなものです。」
なるほど。私が針を刺すときに感じていたツボの感覚が、この表現を読んで言葉になりました。ぴったりツボが分かったときには、こんなふうに一点で全体を調節していく感じがします。
「ツボ」で最も効く場所を、一瞬で見極められるのが、鍼灸の名人なのでしょう。そんな境地に少しでも近づけるように、日々精進しようと初心に返った1日でした。 |
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