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こんにちは。セラピストの木原桜子です。

ハーブ、漢方、自然療法が大好きな薬剤師・鍼灸師です。
ナチュラルで優しい自然療法に関するコラムや私が感じていることを書いていこうと思います。
たわいない独り言ですが、気が向いたらお付き合いしてくださいね。


2005年5月より、ナチュラル日記はブログに移動しました。

 新しいナチュラル日記はこちら→★★★

題│易経鈴木秀子さん伊勢神宮
安易な直感派││処方のすばらしさささやかな楽しみ
ホメオパシー類似の法則ホメオパシーの効き目漢方養生談
★新ナチュラル日記★

易経                        2005.3.22
 たまに迷いが生じたときなどに、自分で易を占うことがあります。
 易で自分の状態やこれからのことを見ると、おおきな流れの中での自分、異なる観点から冷静に物事を見つめることができて良いようです。漢方医学で、人間は小宇宙であり、天地の大宇宙と相通じて関係しあっていることを重視していますが、それと同じような観点です。
 
 私が易に興味を持ったのは、ユングの自伝を読んでからでした。ユング心理学は大学生のころから好きで、治療者になるために役立つことが多いと、夢中で読んでいました。ユングは共時性(虫の知らせのような意味のある偶然の一致:シンクロニティ)の概念を研究した人で、自身でも中国の易経に影響を受けていました。

 易はごく単純に言うと、陰陽(+と−)を6つ重ね、64卦のうちのどれかになるかを占うものです。運勢には波がありますので、その波をどのように泳ぐか、選択の岐路でどのように決断するか、易で運命の変化の兆しを読み取ります。
 本式では筮竹など道具がいるのですが、ユング心理学者の河合隼雄がスイスで自分の進路をコインで占った話を読んで、これはいい!と私も10円玉を使って占ってみています。 

 易経を読むたびに、自分の努力や一生懸命さだけでは人生はないなとつくづく思います。悪いことがおきたり、病気になると、あのときああすればよかったとか、だれのせいだとか考えがちですが、そんな単純な図式ではないことに根本的な部分から気づかされます。色々なことがうまくいかなくて悩んだとき、人生の岐路で悩みあぐねているときなど、易をやってみると、また別の角度から考えることができていいですよ。
               
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『鈴木秀子さん                        2005.3.14
 先日、ふと本屋さんにたちよって、玄有宗久さんの対談集を読んでいたら、鈴木秀子さんとのお話に惹かれました。鈴木秀子さんは、一流の文学者でもあり、すばらしい活動をされているカトリック教徒でもあり、日本でエニアグラムを広めた方です。ご自身の臨死体験を機に、死の間際の方のお話を聞き、看取る活動をされているそうです。
 なんだかとても気になったので、「死にゆく者からの言葉」という鈴木秀子さんの本を買ってみました。
 私が興味深く感じたのは、死の間際の方が生に執着して悲しみながら死ぬのではなく、死を悟ると自分の人生を振り返り、自分の人生の意味を見つけ、その人らしい解決・満足の仕方でそれぞれ強い愛の絆を持たれて死んでいくということでした。鈴木さんはそれを仲良し時間と名づけていました。家族側は、少しでも長く生きて欲しい、もしかしたら治るんではないかという幻想を抱いたり、悲しみにくれてしまいますが、ご本人は死期を悟ると、悲しみではなく、親しい大切な方との分かち合い、心の深い交流を望まれているとのことです。
 鈴木さんが出会った何人もの死にゆく方の言葉を読んでいたら、私はどんな死に方をしたいのだろう。どんな心のうちを伝えて、分かち合いたいのだろうか。自分にとって根源的に大切なことはなんなのだろうか。など、生きている意味、自分の根っこの部分と向き合いました。
 日常の生活に追われると忘れてしまいがちですが、命をいただいて、生かされていることの尊さ、ありがたさをいつも胸に抱いていたいです。

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伊勢神宮                        2005.3.10
 先日、伊勢神宮と熊野本宮、那智の滝に行ってきました。父が弟と私と三人で旅行がしたいといい、はじめはお付き合い気分、親孝行気分だったのですが、実際に伊勢や熊野の地に入ると、歴史の深さ、山々の魅力に夢中でまわりました。 やはり伊勢神宮は、1500年以上もの間、日本中の人々が参りに来ているだけあって、よい場でした。そのエネルギー、祈りの力に満ちた、守られてきた場所の貫禄があり、しんとした空気感に身が清めらる感じがしました。 びっくりするような太さのそれ自体が御神木のような古い杉の木立、参道の清らかさに圧感され、禊、鎮守の場だなと思いました。
 私は、月読御子が個人的に相性が良いみたいで、社の前にたつと、すーっと魂が浄化されていくような感覚になりました。風の宮も相性が良く,お参りするとすっきりとした気持ちになれました。今までは意識していなかったけど、お社お社で神様の個性があり、異なる雰囲気をかもし出していました。唯一絶対の神の宗教とは根本的に異なることを身を持って再認識し、八百万の神々、万物に神が宿るというすばらしい日本人の感性にあらためて驚嘆と共感したひと時でした。 

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安易な直感派                        2005.2.14
 今日は寒い休日で、家でのんびりしていました。仕事をしながら、合間にホメオパシーの本を読んでいたのですが、その中に、「決して安易な直感派になるな」という話が出てきました。ホメオパシーや漢方、フラワーエッセンスは、勉強をつんでいくと、患者さんの体質や本質を見た瞬間(見なくても)ぱっと分かる経験をするようになります。鍵と鍵穴をはめなくても分かるように、この人にぴったりあうものはこれだと確信することがしばしばできるようになります。
 現代ホメオパスの最高峰の一人と言われるジョージヴィソルカスは、直感のみに過渡に頼ることをきつく戒めています。すばらしい成果を生み出すものは直感にほかならないと思い込み、広く深い知識を得るという厳しい努力を放棄してはならない。ホメオパシー・漢方などは猛勉強と真摯な多くの臨床経験が不可欠であり、勉強と直感は両輪であるべきという言葉は、いつも心にとめておくべきだと思いました。 

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処方のすばらしさ
                           2004.11.18 くもり 
 今日は「くすりと食物」シンポジウムに行ってきました。昭和大学でおこなわれた、健康食品や生薬などの薬理作用、成分分析などに関する研究発表の会です。研究者じゃない私には難しかったのですが、最近の研究動向などを感じることができ、興味深い会でした。
 
 その中で、東北薬科大学の只野先生という方が、漢方処方と薬理実験についてお話されていた内容に感心させられました。漢方処方は、いくつかの生薬の組み合わせになっています。たとえば、加味温胆湯が痴呆に効果があることが分かると、科学者は、薬効の本体はなんなのか、オンジなど処方を構成している生薬ひとつひとつで実験をしたり、さらに生薬の中のどの成分(ひとつの生薬には何十もの成分がはいっているのです)が薬効をあらわすのかを研究するだけど、そうして細分化して処方をばらすと、薬効が消えてしまうそうです。あくまで、生薬の組み合わせることで、驚くような効き目が現れるのです。
 
 そんな生薬の組み合わせを経験的に知り、そして、伝えてきた人類の智恵には驚くばかりです。何万もの組み合わせ方から、約2000年(もっと古くからあったのかもしれません)もの時間をかけて、いいものだけが残って伝わっています。
 
 最近の流行では、●●という成分が入っているから、○○に効くというやり方がはやっていて、しきりに雑誌やテレビなどでもうたっています。そのやり方が科学的なイメージで捉えられていて、なんでものせようとしてしまいがちですが、漢方に関してはその図式は当てはまらないようです。漢方の勉強を進めていると、人間の智恵と感覚のすばらしさにしばしば驚きます。

ささやかな楽しみ
                             2004.11.10 
 私は、あくまでナチュラル派なので、化粧品などにはこだわらないほうなのですが、洗顔石鹸と化粧水は、毎日のささやかな楽しみです。
 石鹸は、自分で作ったものを最近使っています。今は、ハンガリアンウォーター入り石鹸で、ジュニパーベリーとラベンダーなどを白ワインで煮出してエキスを抽出して作りました。とってもいい香りで、しかも肌にとってもいいレシピなので、気に入っています。
 
 化粧水はウェレダのワイルドローズです。ヴェレダは、ルドルフ・シュタイナーの人智学に基づいて設立されたブランドで、有機栽培農法によって、人の心とからだに調和した製品づくりをしています。ワイルドローズは、バラの種子から取れるオイルが使われており、顔につけるたびにバラの優しくてゆったりとする香りに包まれます。これが私のささやかな贅沢・楽しみです。
 
 いつか、ウェレダのスイス・アーレスハイムの農園や、ブルガリアのローズの谷に行くのを夢見ています。モロッコにローズのエッセンシャルオイルを買出しにいくのも楽しそう!スイスに行った際にはチューリッヒのユング研究所にもよりたいし、イギリスにあるホメオパシー薬局エインズワースにも行って話を聞きたいし・・と夢は広がるばかりです。

 毎日、いそがしいと、ついついいらいらしたり、疲労がたまりがちですが、それぞれのささやかな楽しみを見つけて、ゆったりとした気持ちになれる時間を持ちつづけたいものですね。

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ホメオパシー・類似の法則
                          2004.11.1 くもり
 ホメオパシーは、「類似の法則」という考え方が根底となっています。これは、健康な人にある症状を引き起こす物質は、病人の同じ症状を治すことができるという概念です。
 
 紀元前400年の古代ギリシャの時代に、ヒポクラテス(医学の父とも呼ばれているすごい人です)も「同種の物によって病気は作られ、同種の物を用いることで病気は癒される」と書き記しているように、人類の歴史に古くからある考え方です。

 病気やその人のイメージと、同種のホメオパシーのレメディを選べるかどうかが、効き目の要です。これは知識だけではできないことで、きっとコンピューターでもだめだと思います。熟練の感覚、アートの要素が大きく関わっています。

 現在の日本の医療は、科学万能主義的なところがありますが、本来「治癒」とは、科学や検査数値だけでは捉えきれないものです。ホメオパシーや漢方などの経験則の医療を使うたびにそう感じている私です。

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ホメオパシーの効き目
                             2004.10.30 雨
 ホメオパシーは、約200年前にサミュエルハーネマンというお医者さんが体系付けた治療法です。日本ではまだ広まっていませんが、欧米ではかなりメジャーなものです。イギリスでは、医療保険制度で日常的に使われ、エリザベス女王専属ホメオパシー医がいるように、その効果は公的にも認められています。

 ホメオパシーのレメディは、自然の生薬の成分を何千分の一、何百万分の一と希釈して作られており、薄まれば薄まるほど効果が高まります。不思議でしょう!?。日本人は、薬はいっぱい取ればとるほど効くと思っているふしがありますが、実はそれは間違った考え方です。

 先日、歯の治療後にずきずきと脹れて痛くなったので、ホメオパシーの「アルニカ」という薬を飲みました(アルニカは、キク科のうさぎぎくです。アンデスの山の人々は、けがをした時にこのハーブで痛みを抑えます)。飲むと、体のゆがみ、ずきずきと歯が飛び出ている感じなどのエネルギーの片寄りが、すーっと均等に戻る感覚がして、楽になりました。痛み止め合成薬はもちろん効くのですが、一部分に作用して痛みを抑える感じがします。ホメオパシーなど自然療法は、抑えるのではなく流れを変えるような、からだ全体を調整していく作用の仕方だな、と再度、自分の体で実感しました。

 私の家では、ホメオパシーの家庭用キットを常備しています。ホメオパシーは、副作用がなく安心して気軽に飲めるので、お役立ちですよ。もっと、日本でもホメオパシーが広まればいいのに、と私はいつも思っています。

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漢方養生談
                             2004.10.29 雨
 私は漢方が大好きで、いろいろな本を読んでいるのですが、今、荒木正胤先生の『漢方養生談』という本を持ち歩いています。荒木先生は、明治生まれの道元禅師の流れをくむお坊さんで、漢方・鍼灸の臨床と研究に打ち込まれていた方です。

 この本にツボのおもしろい表現が出ていました。
「(婦人病には三陰交というツボがとっても効き目があるのですが、それに関連して) ツボを巧みに利用すれば、性ホルモンや性器の不調を整えることができます。それは人体の神秘といってよいほどのものです。あたかも、時計の針を調節するのに、直接針を動かさないでも、後ろについているボタンで自由に時刻の調節ができるようなものです。」

 なるほど。私が針を刺すときに感じていたツボの感覚が、この表現を読んで言葉になりました。ぴったりツボが分かったときには、こんなふうに一点で全体を調節していく感じがします。
 「ツボ」で最も効く場所を、一瞬で見極められるのが、鍼灸の名人なのでしょう。そんな境地に少しでも近づけるように、日々精進しようと初心に返った1日でした。

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